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環境にも優しいスローな時間|キャンドルを灯すぬくもりのある暮らし|癒し効果があるキャンドルを、調理後の油や空き瓶など身近なモノで作る方法をご紹介。暮らしを彩るキャンドルを手作りしてみましょう。

おしえてくれるのは|「KOSelig JAPAN」|谷川すみれさん|環境先進国への留学を経て、キャンドルアーティストの道へ。サステナブルをテーマとしたキャンドル作りのほか、ワークショップも行う。 Instagram/@koseligjapan カラダで感じるリラックス効果 目から|灯し火が生む「1/fゆらぎ」|キャンドルの炎のゆらぎは心臓の鼓動に近いとされる「1/fゆらぎ(*)」効果があり、心地よく感じます。 耳から|安らぎを与える心地よい燃焼音|炎を灯す際にマッチを擦る「シュッ」という音や、ウッド芯がはぜるパチパチという音に癒されます。 鼻から|消臭効果など空間の匂いに作用|キャンドルは空気中のいやな匂いを消す効果が。またアロマキャンドルの香りには、癒し効果も。 *:「1/fゆらぎ」とは、波音や木漏れ日など規則性と不規則性が組み合わさったリズム。人の体内のリズムと共鳴しやすく、快適に感じる。
CandleLife|基本の作り方編|使い終わった油を活用したキャンドル 準備するもの|廃油 /(※1)|たこ糸(太めのもの)|割り箸|竹串|加熱調理器 /(※2)|鍋油処理剤 /(※1)|空き瓶などの容器|温度計|はさみ|油濾し 作り方は動画をCHECK! 1容器に芯を固定する|芯が安定するように糸をまっすぐに!|たこ糸を容器の高さ+2cmの長さで切る。糸を割り箸ではさみ、糸の下が容器の底につくギリギリの高さに調整する。糸が容器の中心に位置するように固定する。 2油を濾してクリアに|廃油に不純物が混じっているとキャンドルの炎が安定しないので、油濾しなどで不純物を取り除く。油濾しがない場合はコーヒーフィルターやキッチンペーパーでも代用できる。 3鍋で油を温める(※3)|2の油を鍋に戻し温める。指定温度で油処理剤を入れ、よく混ぜて蝋を作る(油処理剤が溶け残っていると安定して燃焼しない)。スイッチを切り、徐々に温度を下げる。 4容器に流し入れて固める|蝋の温度が65~70℃まで下がったら、瓶に流し入れる。蝋の中で糸が曲がったら竹串などで真っ直ぐに直す。約30分で固まる。蝋の表面から7mm~1cmの位置で糸をカットし完成。 ※1:油や油処理剤の分量は、瓶の大きさに合わせ適宜調整してください。※2:引火の恐れがあるため、ガス調理器を使用する際はご注意ください。 IH調理器がおすすめです。※3:油が高温になり発火すると危険ですので、火元から離れず温度を管理しましょう。 環境への想い|エコキャンドルで笑顔の循環を!|調理後の油や使い終わったジャム瓶など、普段捨ててしまうものからキャンドルを作ることができます。廃油キャンドルは人とのコミュニケーションツールとしてもぴったり。環境に負荷をかけることなく、笑顔の輪を広げましょう。
Candle Life|応用アイデア編|基本の作り方プラスαでさらに楽しめる 色や植物を加えれば簡単にオリジナルキャンドルが完成。愛着の湧くキャンドルで部屋を彩ろう。|色付けして自分好みの雰囲気に|組み合わせも楽しいカラーキャンドル|追加で用意するもの|・クレヨン/・カッター|カッターで削る|基本の作り方3の油処理剤を溶かした後の蝋にクレヨンを加え65~70℃にして瓶に入れる。クレヨンは蝋100ccに対しカッターで2削り程度(※1)。2トーンの場合は最初の色が固まった後もう1色を入れる。 繊細な花を貼って愛らしさアップ|ボタニカルデコレーション|季節の花を楽しんで|追加で用意するもの|・押し花/・ボンド/・直径7cm以上の紙コップ(※2)|基本の作り方 の蝋を65~70℃にして紙コップに流し入れる。蝋が固まったらはさみを使って紙コップをはがし、キャンドルを取り出す。キャンドルの側面に押し花をボンドで付け飾る。 アロマオイルを加えてアロマプレートに|ふわりと香りが漂うオブジェ|玄関や寝室に!|追加で用意するもの|・型(牛乳パックか、アルミホイルやクッキングシートをトレイ状にした型を使用)/・ドライフラワー/・アロマオイル(お好みで)|基本の作り方3の蝋に、アロマオイルを加え混ぜる。65~70℃にして型に流し入れる。蝋の高さは8mm~1cmが目安。蝋が固まらないうちに表面にドライフラワーを飾る。 ※1:クレヨンの量を入れすぎると炎が安定して燃焼しにくくなります。※2:キャンドルの太さが十分でないと押し花に炎が移り危ないので、紙コップは直径7cm以上のものを使用しましょう。
Candle Life|毎日の暮らしが特別に!|癒しのキャンドルライフをはじめる|夜だけでなくキャンドルの使い方はとても自由。気分や目的に合わせ気軽に灯しましょう。 就寝前に灯し快眠を目指す|寝室にやさしい光を|キャンドルの炎には睡眠に大切な副交感神経の働きを活発にし、自律神経を整える効果も。アロマオイルを加えると香りの効果も期待できる。 食事時間を心地よく|ダイニングテーブルに灯す|キャンドルのオレンジ色の光は白熱灯に近く、料理を美味しそうに見せる。また脳波がα波に近づき、リラックスして食事と会話ができる。 雨の日の憂鬱を解消|昼間に灯す|キャンドルの炎には気持ちを落ち着かせる効果がある。雨音など自然の音と炎のゆらぎの相性もいい。 ストレッチタイムに|炎のゆらぎを眺める|体をほぐすストレッチやヨガをする時に、キャンドルを組み合わせることで心身ともに癒される。
Column|キャンドルは正しく育てましょう 燃焼時間は1時間以上を!|連続1~2時間程度火をつけておくと、溶けた蝋だまりが大きくなり、キャンドルがきれいな形で残っていく。 連続で使う場合は2~3時間を目安に!|長時間灯すと芯が長くなり、炎が安定しなくなる。2~3時間経過したら一旦炎を消し、芯をメンテナンスする。 芯のメンテナンスも忘れずに!|炎が大きい時は芯を表面から7mm~1cmにカットする。小さい時は炎を消した後の蝋溜まりをティッシュで吸い取る。